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吹奏楽で演奏したいクラシック音楽おすすめ7選

吹奏楽で演奏したいクラシック音楽おすすめ7選

何百年も愛され続けるクラシック音楽には無数の美しい旋律、迫力のある壮大なテーマの楽曲があります。

コンクールでもコンサートでも人気の高いクラシック音楽を厳選してみました。

吹奏楽をあまり知らないお客様でも一度は耳にしたことがある作品も多いので、満足度の高い演奏会となるでしょう。

バレエ組曲「青銅の騎士」より

大編成でクラシックを演奏するならこれ!聴きどころ満載の吹奏楽編曲です。

華やかにはじまる「元老院広場にて」は、アップテンポで活気に満ちた音楽が広がり「エフゲーニとパラーシャ」へと続きます。

ダイナミックに展開して観客の心を惹きつける「踊りの情景」。感動の終曲「偉大な都市への賛歌」はフィナーレにふさわしく雄大に締めくくります。

この編曲版で、2015年全日本吹奏楽コンクール全国大会にて中学A・日進市立日進西中学校が金賞を受賞しました。

バレエ組曲「青銅の騎士」より

原曲は非常に大きな編成でハープ2台にピアノ&チェレスタと、とても豪華さや優美さが描かれていますが、今回思い切って25名程度の人数で演奏出来るようにアレンジを試みました。部分的に難易度の高い部分もあり、容易とは言い難いのですが、逆にやり甲斐のある名曲を取り上げることで成就感も得られます。

小編成で頑張るバンドにオススメのアレンジです

バレエ組曲「青銅の騎士」より

作曲:レインゴリト・グリエール (Reinhold Gliere)編曲:加養浩幸 (Hiroyuki Kayou)

交響詩「ローマの祭り」(全曲版)

交響詩「ローマの祭」は「祭」をテーマにした4曲で構成され、違和感なく場面が展開していきます。

トランペットの華やかなファンファーレが鳴り響き、飢えた猛獣を重々しく奏でる金管群。楽しく踊る祭りの情景が浮かんできたり、ロマンチックな音色で聴かせるセレナーデなど、どの曲も色彩感にあふれています。

トロンボーンで酔っ払いを表現するなどユニークで茶目っ気たっぷりな場面も。現代感覚とノスタルジックが見事に融合され、まるで1本の映画を見ているような気分にさせてくれます。

ソロも多く、金管楽器の難易度が高い楽曲ですが、華麗な技術を披露できるパートも多いので挑戦し甲斐のある1曲。きっちり仕上げれば最高の演奏が期待できます。

本作品で、2015年全日本吹奏楽コンクール全国大会にて職場・一般A・秋田吹奏楽団が銀賞を受賞しました。

交響詩「ローマの祭り」(全曲版)

作曲:オットリーノ・レスピーギ (Ottorino Respighi)編曲:佐藤正人 (Masato Sato)

  • 編成: 吹奏楽大編成
  • グレード: 5
  • 演奏時間: 25分0秒
  • FML-0033 フォスターミュージック

バレエ音楽「白鳥の湖」より第一幕第1場「情景」

悪魔ロッドバルトに白鳥に変身させられたオデットと、ジークフリード王子の悲劇の恋の物語を、チャイコフスキーは序奏と4幕からなる音楽にまとめました。作品番号20ですから初期の作品ですが、ピアノ協奏曲1番などと同時期に創られた、まさに油の乗りはじめた時期。どの曲も全てが名曲、と言い切れる素晴らしい作品でしょう。

このアレンジは、三重県立白子高等学校吹奏楽部の依頼、顧問の桐生智晃先生の選曲に寄るものです。第一幕 No.1「情景」、 第三幕 No.18「情景」、 第四幕 No.29「終曲」を収録しました。

原曲の色彩感が自然に表現出来るようにアレンジされていますので、ひびきと音色での表現が出来るよう、力みなく演奏したい作品です。

バレエ音楽「白鳥の湖」より第三幕第18場「情景」

バレエ音楽「白鳥の湖」より第四幕第29場「終曲」

「白鳥の湖」によるパラフレーズ

前述の「白鳥の湖」は、どこを切っても名旋律のオンパレード。次々と、色彩感や哀愁あふれる名旋律が目の前を通り過ぎてゆきます。

オーボエの名旋律はおもわず溜息がこぼれるほど。情景による終盤に向けての盛り上がりは凄まじく、客席までもを巻き込んで感動的なクライマックスへと誘います。

吹奏楽作品として「白鳥の湖」の名旋律がいくつも散りばめられた名アレンジで、クラシックの素晴らしさを存分に味わえる楽曲です。

「白鳥の湖」はバレエ本来の優雅な情景や、気品あふれる美しさを堪能できます。

バレエ音楽「くるみ割り人形」より

チャイコフスキーの三大バレエの一作品で、初演は1892 年12月18日に、サンクトペテルブルクのマリンスキー劇場にて行われました。

この編曲は、全曲版の中から、情景(くるみ割り人形とねずみの王様の戦い)、情景(冬の松林)、トレパック(ロシアの踊り)、パ・ド・ドゥ-イントラーダ(王子とこんぺい糖の踊り)、コーダ、終幕のワルツとアポテオーズの6曲を抜粋して収められています。

全日本吹奏楽コンクール全国大会にて2006年に習志野高等学校吹奏楽部、2009年には松戸市立和名ヶ谷中学校吹奏楽部により演奏されました。

バレエ音楽「眠れる森の美女」

「白鳥の湖」「くるみ割り人形」ときたら、こちらをとりあげないわけには行きません。

チャイコフスキー三大バレエの一つで、その中でも最もスケールが大きい作品です。フランスの詩人、シャルル・ペローの童話をもとに書かれ、1890年1月15日にマリインスキー劇場において初演されました。

この編曲では、序奏とリラの精、銀の精、ワルツ、カナリアの精、バラのアダージョが取り上げられています。2014年全日本吹奏楽コンクール全国大会にて習志野高等学校吹奏楽部が銀賞を受賞しました。

組曲「ロメオとジュリエット」

20世紀ロシアを代表する作曲家セルゲイ・プロコフィエフによる「ロメオとジュリエット」は、純粋に管弦楽曲として考え構成され演奏効果が高く人気の作品。

「モンタギュー家とキャピュレット家」は、CMやTVドラマ「のだめカンタービレ」の劇中曲として使われ、一躍有名に。知っている人も多い、おなじみのメロディです。

ロマンティックで哀しくも美しい旋律。それを支えるハーモニーが印象的な「ロメオとジュリエット」は、クラシックのなかでも観客を魅了すること間違いなしの楽曲です。

本作品で、2011年全日本吹奏楽コンクール全国大会にて中学A・生駒市立生駒中学校が金賞を受賞しました。

歌劇「イーゴリ公」より ポロヴェツ人の踊りと合唱(抜粋)

中編成で盛り上がるクラシックの吹奏楽曲をお探しならこれ!歌劇「イーゴリ公」はボロディン唯一のオペラ。中世のロシア南部の領主イーゴリ公が、侵入しようとするポロヴェツ人から母国を守る、という英雄の活躍を描いた物語です。

第2幕、捕らえられたイーゴリ公の前でポロヴェツ人たちが踊って大宴会するという場面。「ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り」で親しまれているボロディンの名曲です。

オーボエのゆったりした旋律はとくに有名で、ときおりTVやCMで使われることも。オーボエの美しい旋律と、ティンパニではじまる力強くリズミカルな強奏部など、メリハリの効いた見事な構成で、聴く人を飽きさせず満足度の高い1曲。

この編曲で、2013年全日本吹奏楽コンクール全国大会にて高校A・習志野市立習志野高等学校が金賞を受賞しました。

吹奏楽で感じて楽しむクラシック

今回ご紹介したクラシック音楽は、どれも吹奏楽の音色が映える魅力的な楽曲ばかり。

吹奏楽の醍醐味は「みんなで音楽を作り上げる楽しさ」。そこにはもちろん観客も含まれます。客席を巻き込むほど盛り上がれる演奏をするには、楽曲選びも大切。

クラシックは演奏し応えがあり、聴き応えのある演奏となるでしょう。吹奏楽の楽譜をお探しの方はぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた次回。

 

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