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20人のコンクールレパートリー1
「アトラス~夢への地図」
指揮◆加養浩幸 / 
演奏◆土気シビックウインドオーケストラ
定価:1,800円+税 / 
発売日:2015年10月8日

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小編成のための新シリーズ始動!

小編成と、ひとことで言っても悩みはさまざま。日々お電話をいただくお客様やクリニック等で出会う先生、サポートする楽器店の方からも、編成の変更のご相談や小編成の作品を求める声が少なくありません。特にコンクールの選曲となるとさらに難しくなってきます。
少ない=デメリットと捉えられがちですが、55人と20人では目指すサウンドが違うはず。大編成の作品を無理してやりくりするのではなく、20人の魅力を引き出すことのできる作品をもっと増やしたい、少ない人数で頑張るバンドを私たちの立場からもっと応援できないか。そんな思いでこの作品集を企画したところ、充分とは言えない準備期間の中、6人の作家さんをはじめ、指揮者の加養先生と土気シビックウインドオーケストラの皆さんにも賛同いただき、快く力を貸してくださいました。ただただ感謝の一言に尽きます。
この作品集が小編成バンドの活動を更に充実させる手助けとなれば幸いです。

収録曲

解説

アトラス~夢への地図

アトラスとは、地図の意味です。「自分の夢や希望へ、たどり着くまでの道のり、順路が描いてある地図」のイメージで作りました。
時には激しく、時にはやさしく、曲想に合わせて、「この場面は、こんな感じ」など、イメージしながら音造りをしてください。
大編成と同じような、音量や迫力は、小編成には必要ないと思います。 は充実した良い音をイメージして演奏しましょう。(福島弘和)

ほたるのひかり

ホタルの生態をよくよく見つめてみると、かれらは水の美しいところにこそ生息するのだそうです。またあの幻惑的な光は、自分の存在を知らしめるものであり、生きる証でもあります。この作品では、蛍の光の優しさ・美しさに裏打ちされる生命力について、様々な表情で歌い綴るものにしようと描きました。冒頭の低音から次第に現れるG-A-Dのモチーフがホタルの光の象徴。これを元手にドラマチックなテーマが引き出され、思いがけないリズム展開と自由な響きの世界に向かいます。
現行版も30人程度で演奏できますが、今回更に編成を絞り19人から演奏できるよう改訂しました。(福田洋介)

祈りのノクターン

ノクターン(夜想曲)と言えばショパンのピアノ曲集が有名ですが、ショパンのノクターンを弾いている中で着想を得て、作曲に至りました。静けさ、穏やかさ、そこには様々な景色を想起させ、旋律を和声が包み込みながら曲は進行していきます。前半は穏やかで哀歓の印象を持ち、中間部ではコラールによる平和的で統制的な響きを伴い、後半は未来へと導くための一筋の光を垣間見るように、音楽は様々な印象、色を持ちながら、一つのノクターンとして詰め込みました。
2013年4月7日 JWECC2013 にて浜松市開成中学校の演奏によって初演されましたが、今回は改訂を加えて曲のサイズを調整した新版になります。
この曲は小編成バンドでの演奏に適した編成、内容として作曲されました。ピアノが必要になりますが、ピアノと小編成バンドのアンサンブルを楽しみながら、クラシック音楽を垣間見るような雰囲気、そして作曲者の込めた旋律やハーモニーを感じ取って頂ければと思います。(江原大介)

マードックからの最後の手紙

世界最大の豪華客船として出航したタイタニック号は、その処女航海を終えることなく、海の底へと沈んでいきました。マードックは、タイタニック号に乗船していた1等航海士で、船が沈む最後の瞬間まで乗客の救出にあたった乗組員の一人です。彼は、航海のあいだ家族に手紙を書くのが日課で、自分の近況はもちろん、家族を気遣う思いが必ず綴られていました。そんなマードックからの「最後の手紙」には、賑わう船上の様子や大西洋の美しい眺め、そして事故を予感させることも語られていたかもしれません。曲はその手紙をアイリッシュ調のメロディーで綴っていきます。
今回、現行版よりオーケストレーションを変更し、小編成でも演奏できるように改訂しました。(樽屋雅徳)

忘れられた帝国

「その昔、繁栄を極めたとある帝国。今や、その姿は見る影もない…」
そんな「忘れられた帝国」に思いを馳せて作曲したのがこの作品です。Andante部分は現在、Allegro部分は過去の姿でしょうか。
2007年に作曲したものを今回のレンタル開始に伴い改訂しました。
小編成用の作品ですが、演奏はダイナミックに、スケール感のあるものを期待します。(ただし「良いサウンド」で!)
この作品が皆さんの演奏活動のお役に立てたら、こんなに嬉しいことはありません。(坂井貴祐)

プンタン・ドス・アマンテス

Puntan Dos Amantes(プンタン・ドス・アマンテス)とは、グアムのタモン湾の北端にある岬で、「恋人岬」とも呼ばれます。
グアムのスペイン統治時代に、チャモロ(マリアナ諸島の先住民)の美しい娘が、結婚を迫るスペイン人総督から逃れ、同族の恋人と永遠の愛を誓い、髪を結びあって岬から身を投げた、という悲恋伝説から、この名が付けられました。
冒頭、フルートのソロによって提示されるのが娘のテーマ、途中テンポの落ち着いた部分でテナーサクソフォンのソロによって提示されるのが恋人のテーマです。全編にわたって、この2つのテーマが様々な形で現れます。一番の聴かせどころ[T]では、2つのテーマが同時に再現されます。
時系列にそって物語を綴るというよりは、より抽象的な感情をイメージして作曲をしました。演奏の際には、核となる2つのテーマを追うことで、音楽の進む方向が明確になるかと思います。
小編成でも打楽器の音色のパレットが最大限に使えるよう、加養浩幸氏のアイディアにより管楽器奏者による打楽器持ち替えがあります。打楽器を下手(客席から見て左側)にまとめてセッティングする際は、テナーサクソフォン・ユーフォニアム奏者が持ち替えるPerc.5のパートを上手にセッティングされると、より効果的です。

遠つ人~雁金の宰~

勇猛果敢も温情深く親しみを覚える武将といわれた柴田勝家。
ある時は鬼と呼ばれるほどの秀でた武功で君主に貢献を重ね、ある時は混乱する戦国の世で離反した家臣が出ても決して恨まず。そして、最期まで連れ添った家臣たちには生き延びることを許し、むしろそれを喜んだと言われるほどの人情深い人でした。
最愛の妻お市の方と迎えた最期では、有名な辞世の句「夏の夜の夢路はかなき 後の名を雲井にあげよ 山ほととぎす」を詠んだといわれていますが、この句はお市の方が詠んだ句と同じ言葉を使って返歌しており、これは非常に珍しく、このようなところにも勝家の相手を想い覚悟を共にしていった決意が表れていると言われています。
そんな武将、柴田勝家の家紋は、雁金紋。
雁金は昔から、よい知らせを運ぶ縁起の良い鳥とされ、群れで行動する習性から、結束や絆を表すと言われています。
まさに勝家を示したこの家紋を持つ武家の主として、「遠つ人雁金の宰」と名付けています。(樽屋雅徳)

冬の夏夢
今の季節は冬。見えるのは広大な雪景色。
思い出すのは夏。甲子園の応援のラッパの音。お囃子の笛と鼓の音。
今は遠い夏の思い出・・・。
過ぎた時は戻らず、困難なこと、悲しいこともたくさんあります。
ちょっと暗めでせつないこの曲ですが、最後は明るく、希望を持って生きていこう、という気持ちを込めました。(石毛里佳)
いつか見た海
この曲は浦安市立見明川中学校からの委嘱を受けて書き上げ、2008年度のコンクールにおいて初演されました。タイトルには幼い頃に見た故郷の海という意味があります。海をテーマにという要望を受けて作曲したのですが、私が帰郷する際によく利用するフェリーでの航路や、海の情景を思い浮かべながら書き進めた結果、「故郷(の海)」という別のテーマを内包し、私の故郷に対する思いが強く反映された作品となりました。
 具体的なストーリーは次の通りです。旅人が波の音に誘われて海辺に行くと、故郷の海によく似た風景を目にし、懐かしさから久しぶりに帰郷する決心をします。テンポが速くなってからは故郷を目指す航海のシーン。最初は心地良い潮風が吹いていましたが、一転海が荒れ始め、波にもまれて旅人は意識を失ってしまいます。中間部は真っ暗でどんよりとした静かな夜の海。意識が戻った旅人は、なんとも言えない孤独を感じます。やがて夜が明け始め、ほっとすると同時に郷愁が深まり、切なさが胸に押し寄せてきます。とても哀しい気持ちになった旅人ですが、幼い頃に体験した故郷の祭りのことが頭をよぎり、祭り囃子が頭の中に鳴り響き始めます。ますます故郷への思いを強くした旅人は、船旅を再開します。空は晴れ渡り、潮風が以前にも増して心地良い。行く手を邪魔するかのように再び海が荒れ始めますが、航海に出た時よりも逞しさを増した旅人は、荒波を乗り越えて突き進んでいきます。一際大きな波を乗り越えると、懐かしい風景が目に入ります。旅人が遂に「いつか見た海」へと帰ってきたところで、力強く曲を閉じます。(足立正)
3つのアメリカの風景

「3つのアメリカの風景」は19世紀アメリカの西部開拓時代の人々の様子を描いた作品で、2010年、尚美アカデミーウィンドオーケストラの委嘱作品として作曲されました。
当時のアメリカはまだ現在の様に発展しておらず、開拓民たちが大自然の広がる未開の大地を開拓してはそこに住み着き、小さな集落で家族や近所の人々が共に力を合わせながら日々の生活を営んでいました。
作曲者は、古き良きアメリカの、物が無くとも心豊かに過ごしていた当時の生活を想像しながら、以下の3つの楽章を作曲しました。

1、「大草原と子供たち」
地平線の見える大自然の中で、子供たちが元気に遊ぶ様子が描かれています。

2、「夕暮れの家」
一日を終え、家に戻ってきた家族が夕食で団欒している様子が描かれています。

3、「村の人々」
村の人々が四方から集まり、互いに協力しながら季節のイベントを準備しています。人々の明るく平和な生活を描きながら、曲は大団円を迎えて終了します。

最小16人から演奏可能な作品で、演奏会に温もりと爽やかな感動を与えるでしょう。(広瀬勇人)

小編成バンドへのメッセージ

小編成バンドには、大編成とは違った魅力、やりがい、難しさがあると思います。

私が中学時代に所属していた吹奏楽部は、先輩が10人しかいない小編成バンドでした。一人でも欠けると成り立たない難しさがありましたが、一人ひとりが意思を持って演奏できたときの一体感は、大人になった今振り返っても、決して大編成バンドのそれに劣るものではありませんでした。

演奏する上で各楽器のブレンドに注意するのは大編成でも変わりませんが、特に小編成ではそれが顕著にあらわれると思います。

赤と青をどれくらいの比率で混ぜるかによって、いろいろな紫が作れるように、例えばサクソフォンとホルンのユニゾンも、ブレンドの具合によって様々な音色が作れます。まずは楽譜通りの強弱を表現することが大切ですが、その先のブレンドを工夫することによって、小編成でも、いえ、小編成だからこそ色彩豊かな演奏が可能だと思います。

自分たちの色をぜひ見つけてみてください。(加藤大輝)


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