この秘儀V〈エクリプス〉は、天体現象である「日蝕」をめぐる原始的な祭祀をテーマとしている。
曲は連続して演奏される五つの部分から成っている。
【A】(冒頭 )
予兆もなく、太陽が「日蝕」によって欠け始める。怖れおののき激しく動揺する人々。
【B】(第34 小節 )
欠けて徐々に翳りゆく太陽のもと、自然界も異常にざわめき立つ。
人々は恐怖の中、太陽の衰微をくい止めるための祈祷を始める。
【C】(第71 小節 )
皆既日蝕となり、天地は闇に包まれる。祈祷の儀式は、警蹕(けいひつ)の強い「シー」の発声となって、闇から現れる異界の邪鬼たちと戦う。
【D】(第106 小節 )
闇の中での、太陽の蘇りを願う祈祷の舞。激しく高揚し、舞は狂気を孕む。
舞が途切れたところで太陽再生の光がか細く現れる。警蹕と邪鬼への強い足打ち。
【E】(第170 小節 )
蘇りゆく太陽に向かっての歓喜の祈りと乱舞。打楽器らの「ケチャ」風2分の2拍子と管楽器の8分の8拍子が同時進行する部分もある。
浜松聖星高等学校吹奏楽部の委嘱により、2019 年の3 月から5 月にかけて作曲。 (西村朗)
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