曲は全体に3つの楽章に分かれており、様々な表情を持ちながら曲は展開していきます。
第一楽章「伝承と創造」は「祝い唄のモチーフ」を用いながら、これらの素材が混沌とした様相を示しながら疾走していきます。
第二楽章「自然」は幽玄な様を表現し、和音の重ね方に「笙の響きの模倣」などを用いています。緩やかな表情の中に、どこか郷愁を感じるような内容になっています。
第三楽章「魂」は、「祝い唄のモチーフ」とともに「祭り」の印象を取り入れ、喧騒、高揚感、躍動感などを表現しています。高まっていく「音楽=魂」が激しさを増して行き、やがて「祝い唄」とともに一気に燃焼していきます。(江原大介)
委嘱・初演:高山西高等学校ウインドアンサンブル部(2018年一部初演、2019年全楽章初演)
第23回「響宴」入選作品
※タイトルの漢字表記について、ホームページ上ではシステムの都合上「飛騨」と掲載しておりますが、正題は楽譜サンプルの通り旧漢字表記を用いています。
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