王制のもとで恐怖政治が行われていた1800年のローマを舞台とした画家カヴァラドッシと、その恋人で歌姫トスカの物語。
<第1幕>
政治犯として投獄されていた前領事のアンジェロッティは脱獄に成功。聖アンドレア・デラ・ヴァレ教会に身を隠すと、共和主義の同士でこの教会でマグダラのマリア像を描いていた画家のカヴァラドッシに出会う。脱獄を知らせる合図が聞こえると、カヴァラドッシはアンジェロッティを自分の隠れ家に匿う。一方、脱獄犯を探して教会にやってきた警視総監スカルピアは、逃亡を助けたのはカヴァラドッシと悟り、密偵スポレッタにトスカを尾行させカヴァラドッシの隠れ家を突き止めるが、アンジェロッティは見つからない。
<第2幕>
政治囚の逃亡を幇助した罪で連行され拷問にかけられるカヴァラドッシ。しかし彼は決して口を割らない。そこでスカルピアはトスカを呼びつけ拷問の様子を見せつけ、恋人が苦しむ姿に堪えきれずトスカはアンジェロッティの居場所を告白してしまう。トスカが秘密を漏らしたことを知り怒るカヴァラドッシ。しかし、そこにナポレオン軍勝利のニュースがもたらされ、動揺するスカルピア達の前で彼は勝ち誇り激しく勝利を歌い上げる。激昂したスカルピアは死刑を宣告。賄賂で助命を得ようとするトスカに対し、恋人を自由にする代償として彼女の身体を求めるスカルピア。恋人の命を守るために要求を受け入れ、「死刑は形だけ」と約束させたトスカは、国外に逃げるための通行証を書くようスカルピアに求め、その隙にテーブルの上のナイフを取る。通行証を渡し、いよいよトスカを我がものにせしめんと近寄ってきた彼をナイフでひと突きするトスカ。息絶えたスカルピアの胸に十字架を置き去って行く。
<第3幕>
夜明けを告げる教会の鐘が鳴りだす。サン・タンジェロ城の牢屋に捕らわれているカヴァラドッシのもとに駆けつけたトスカは一部始終を彼に話し、空砲で見せかけの処刑が行われることを伝える。銃が火を噴き、倒れたカヴァラドッシにトスカが近寄ってみると、そこには血まみれの恋人が倒れていた。処刑は見せかけなどではなかったのだ。そこにスカルピアが殺されたことを知ったスポレッタと兵士たちが彼女を捕らえに屋上に駆け上がって来るが、トスカは城壁から身を投げ自らの命を絶ってしまう。
このアレンジは、有名なアリア「星は光ぬ」「歌に生き、恋いに生き」のほか、6曲がメドレー形式で1作品にまとめられています。プッチーニの美しい旋律の数々が楽しめるアレンジとなっています。
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