2022年、ブリヂストン吹奏楽団久留米 音楽監督の冨田篤氏より「小フーガを素材とした大人のJAZZを」というリクエストを受け作編曲した、ウインド・オーケストラのための「現代風バッハ」である。
Johann Sebastian Bach (1685-1750)の代表的オルガン作品であるBWV578は一般的に72~80BPMで演奏されるが、最も頭を悩ませたのがリズム・パターンである。Jazzだからと言ってCymbal Legatoを144~160BPMで刻ませるのはあまりにも安直で野暮ったい。あれこれと思いを巡らせていくうちにJazz Waltzが閃いた。これはイケるぞ!
ジャズ・クラブを思い起こすようなPianoとFluteのad lib.、SaxとBrassのセクション・ソリはBig Band仕立てに。さらに吹奏楽による吹奏楽のための作品であるから、盛り上がりの場面でBachと繋がりの深いV clav Nelh bel (1919-1996)も引用してやろう。心落ち着かせるバラード、再現部、そしてエンディングは再び偉大な父で。
原曲のエッセンスは十分活かし切った。薄暗い部屋でワイン片手に楽しめるような音楽になって、る?
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