曲は大きく3つの部分に分かれ、緩急緩というオーソドックスな構成になっています。冒頭はベルトーンの手法で曲の始まりを告げます。そして、フルートとクラリネットによる主題が現れます。ゆったりとした音楽の中から次第にエネルギーが蓄積されていき、中間部へと流れ込みます。勢いと力強さを持ちながらも、一定のリズムにより均衡を保ちながら、前へと進んでいきます。
低音と高音の対比、荒々しさの中にも前半のような繊細さをどこかで匂わせるように、演奏は一本調子にならないように注意してみてください。そして再び静寂が訪れます。
後半ではテンポが緩やかになり、音楽の持つ透明さ、響きの立体感をどう表現するかがカギとなってきます。そして、カンタービレと書かれた部分へと進みます。しっかりとしたフレージングで丁寧に歌い上げられるように心がけてください。そして全体が1つとなり、最後はフィナーレの部分へと進みます。ここではテンポが上がり、勢いに乗って力強く物語を締めくくります。
上記はあくまでも作曲者のイメージであり、各部分をどのように表現するかは人それぞれだと思います。どのようにして演奏するのか、あるいは曲をどう捉えるのか、それぞれの雰囲気、色合いを考えながら楽しんで頂ければと思います。
タイトルの意味は、黄金へと続く門を開くように、未来への序曲となるようなイメージで名づけました。
前進するか後退するか、未来を切り開くのは自分自身です。
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