この曲の初演は1989年、聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校の第2回定期演奏会で金管合奏と打楽器、ピアノという6重奏の編成によって演奏された。当時のプログラムには「茎崎、伊奈といった茨城県南地方の4つの民謡の旋律を使った西洋と東洋の音楽の「夢の祭典」とも言える作品」と書かれている。
2011年3月11日の東日本大震災は東北地方だけでなく茨城県にも甚大な災害をもたらしたが、報道での取り上げ方はあまりに少ない。
聖徳大学や高等学校の学生たちや卒業生たちも茨城県出身者は多いし、まだまだ被災者として元の生活を取り戻せていない方もいると聞いている。なんとか立ち直れ日本!頑張れ茨城!という気持ちを込めて22年ぶりにこの作品と向き合いアレンジし、2012年1月18日に聖徳学園「吹奏楽の夕べ」(聖徳大学川並香順記念講堂)で教員による演奏で吹奏楽版が初演。
ここには元気ではつらつと若々しい、そして延び延びとしていた頃の20代の自分がいた事に気づいた。元気のない今の日本人に元気を与えられる作品であって欲しいし、これからの日本を支える若者達にこの作品を爽やかに力強く演奏していただきたい。
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