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- > [吹奏楽-販売譜] 「ゆめみぐさ、まもりて」岩手県北上市 展勝地開園100周年記念 (八木澤教司) (2022/05/26発売)
試聴・サンプル
作品情報
東北有数の桜の名所として知られる北上展勝地開園100周年記念委嘱作品。北上展勝地は、悠然と流れる北上川の河畔にあり「さくらの名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられています。岩手県北上市は私の出生地で、とても想い入れのある場所です。タイトル《ゆめみぐさ、まもりて》の“ゆめみぐさ”とは、桜の咲く様子が夢のように美しく儚いことから名付けられた“夢見草”と表す桜の別称です。“まもりて”の言葉には、その桜を代々守っていく存在としての桜守や、受け継いでいく若い世代や担い手だけでなく、地元の宝を大切にしていきたい、という願いも込められています。
この作品は、第1部「桜並木の情緒ある風景」、第2部「さくらまつりの賑わいと人知れず支える桜守の存在」、第3部「展勝地の100周年を祝って映えある未来」という3つの場面を描いた約7分半の吹奏楽曲です。北上市に縁のある団体には、この地に誇りを持って演奏してほしいと思います。たとえ縁がなくても、桜を美しく想う心、それを支える人々に想いを馳せて、奥深い日本の彩りを多くの団体に表現していただきたいです。
なお、標準編成で作曲していますが、小編成でも演奏できるように配慮したオーケストレーション(グレード3.5)を使用しています。
YouTube チャンネルにて「ゆめみぐさ、まもりて」のエピソードを配信していますのでご覧ください。
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「ゆめみぐさ、まもりて」岩手県北上市 展勝地開園100周年記念 Guardians of Cherry Blossoms 作曲: 八木澤教司(Satoshi Yagisawa) |
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編成:吹奏楽 - 小編成
演奏人数の目安: 20人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Piccolo (optional)
- Flute 1
- Flute 2
- Oboe (optional)
- Bassoon (optional)
- Bb Clarinet 1
- Bb Clarinet 2
- Bb Clarinet 3 (optional)
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2 (optional)
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Trumpet 3 (optional)
- Horn 1
- Horn 2
- Trombone 1
- Trombone 2
- Trombone 3 (optional)
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (optional)
- Timpani
- Glockenspiel
- Percussion 1: Clush Cymbals, Tambourine, Gong (Suspended Cymbal) (optional)
- Percussion 2: Suspended Cymbal, Snare Drum
- Percussion 3: Bass Drum
八木澤教司(Satoshi Yagisawa)
兵庫県西宮市在住。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。
2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では「輝きの海へ」が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。
合唱曲として手がけた「あすという日が」は、希望の歌、東日本大震災復興シンボル曲と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞 作・編曲部門(2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。
2020年度より関東から関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。