- ホーム >
- フォスターミュージック出版作品一覧
- > [吹奏楽-レンタル譜] 交響組曲「高千穂」より、I. 天の逆鉾 (河邊一彦)
試聴・サンプル
商品紹介
ご注文時にレンタル楽譜利用申請書のご提出をお願いしております。規約をご一読いただきダウンロードの上メールかFAXにてご送付ください。※レンタル楽譜のお申込について
交響組曲「高千穂」より、I. 天の逆鉾Symphonic Suite TAKACHIHO I. The Pike of God作曲: 河邊一彦 (Kazuhiko Kawabe) |
---|
演奏・商品形態: 吹奏楽・レンタル譜編成: 中編成 (42人〜)グレード: 4+演奏時間: 8分16秒【参考音源】![]() |
題名の「高千穂」は、九州南部、日向と薩摩(現在の宮崎県と鹿児島県)の境に位置する「高千穂の峰」のことで、霧島山系一の霊峰であり、天孫降臨(てんそんこうりん)伝説の舞台として知られています。
天孫降臨伝説とは次のようなお話です。
アマテラスオオミカミが、孫のニニギノミコトへ神の世界から地上へ降りて国を治めるように言い、神の皇子による国造りが始まりました。時が経ち、ニニギノミコトの子孫のカムヤマトイワレビコが、東方に王都としてふさわしい土地があると知り、奈良盆地へ攻め入り大和の国をつくりました。カムヤマトイワレビコは初代天皇とされる神武天皇として即位し、大和朝廷の開祖になったと言われ、神武東征(じんむとうせい)伝説として伝えられています。
この作品は、霧島山系の豊かに広がる大自然とそこにまつわる神話をもとに、4つの曲からなる組曲の第1曲として、平成22年に行われた東京音楽隊九州公演のために作曲されました。曲名の「天の逆鉾」とは、ニニギノミコトが地上へ降り立つ場所を探すのに用いた鉾を降臨の地である高千穂の峰に逆さに立てたとされているものであり、現在も力強く立ち続けています。
曲は、天孫降臨伝説を表現したファンファーレに始まり、それに続く神武東征伝説での戦いが描写されます。中間部で民衆の子守唄が聞こえた後、再び戦いが描かれる中、ついに王権を収めた勝利のファンファーレが奏でられ、終結部へと向かいます。
編成:吹奏楽 - 中編成
演奏人数の目安: 42人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Piccolo
- Flute 1
- Flute 2
- Oboe 1
- Oboe 2
- Bassoon 1
- Bassoon 2
- Eb Clarinet
- Bb Clarinet 1
- Bb Clarinet 2
- Bb Clarinet 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Trumpet 3
- Horn 1
- Horn 2
- Horn 3
- Horn 4
- Trombone 1
- Trombone 2
- Trombone 3
- Euphonium 1
- Euphonium 2
- Tuba
- String Bass
- Timpani
- Triangel, Gong, Wind Chime, Slapstick
- Anvil,
- Cymbals
- Suspended Cymbal
- 和太鼓 (Tenor Drum)
- Snare Drum
- Bass Drum
- Glockenspiel
- Vibraphone, Xylophone
- Piano
<編成に関する補足>
CDジャケットには「38人」と記載がございますが、42人の誤りです。申し訳ございません。
編成・カットなどの変更が生じる際は編曲利用申請書をご提出ください。
編曲利用申請に関する注意事項
また、吹奏楽ではない楽器編成(電子オルガン、マンドリンなど)での演奏をご希望される場合は、お手続き方法が異なります。ご注文の前に必ずお問合せくださいますようお願い申し上げます。
フォスターミュージック出版楽譜 編曲利用案内
河邊一彦 (Kazuhiko Kawabe)
1954年宮崎県生まれ。大分県立芸術短期大学付属緑ヶ丘高等学校音楽科、武蔵野音楽大学音楽学部器楽科を経て1977年海上自衛隊に入隊。1994年には北米方面へ練習艦隊音楽隊長として約半年間の演奏ツアーに参加、2010年3月から現職、海上自衛隊東京音楽隊長として指揮、作編曲活動に従事している。部内研修として東京藝術大学音楽学部において1年間、桐朋学園大学音楽学部研究生として2年間の指揮法等研修を行う。指揮法を遠藤雅古、山本七雄氏に師事。
吹奏楽のための作品として「交響組曲『高千穂』」、サントリーホール・ガラコンサートのための祝祭ファンファーレ「REDSLOPE inAUTUMN」、「夢燃ゆる、紅き空に」、「A NewArrival〜新しき人へ 〜」「青葉のころに」「嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために〜」(以上foster music)「Departure〜旅立ちの日〜」「Aegis 2」(CAFUARECORDS)などがある。
特に、東日本大震災のために作曲された「祈り〜A prayer」(fostermusic)は、2013年8月ユニバーサル・ミュージックからCD「祈り〜未来への歌声」として発売され、第55回輝く日本レコード大賞企画賞を受賞した。現在「祈り 〜A prayer」は、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京ヴィヴァルディ合奏団等、吹奏楽以外の演奏団体にも多く取り上げられている。また、マーラー作曲 交響曲第1番「巨人」全曲版が東京佼成ウインドオーケストラ第118回定期演奏会(2014年2月)で演奏されるなど、編曲家としても活躍している。
21世紀の吹奏楽"響宴"会員。