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- > [吹奏楽-レンタル譜] 組曲「惑星」Op. 32より、天王星-魔術の神 (ホルスト, G arr. 堤慎吾)
試聴・サンプル
商品紹介
グスターヴ・ホルストは、1874年、イギリスのチェルトナムに生まれた、20世紀のイギリス音楽界を代表する作曲家の一人である。彼はロンドン王立音楽院に学び、後に教職に就いて音楽を教える傍ら、作曲活動を行った。当初はワーグナーやマーラーの影響が見られたが、次第にヒンドゥーやサンスクリットといった東洋的題材に興味を持ち、さらにイギリス民謡への関心が、彼の作品にオリジナリティをもたらすこととなった。代表作といえば組曲「惑星」が挙げられるが、室内楽や合唱のジャンルにも良作が多く、親しまれている。また、吹奏楽分野においては「軍楽隊(吹奏楽)のための組曲第1番、2番(Suites for military band, op.28-1 & 2)」という作品を遺し、以後の吹奏楽分野の発展に多大な影響を及ぼしている。
さて、今回採り上げた“天王星”であるが、組曲「惑星」の第6曲目にあたる作品で、デュカスの「魔法使いの弟子」の影響を感じさせる、スケルツォ風の曲である。
冒頭、金管楽器群によって動機が提示されるが、ここの4音(G-Es-A-H)は、ホルスト自身の名前(GuS=Es tAv Holst)が引用されたといわれている。フェルマータの後、バスーンによってリズミカルな第1主題が導かれ、冒頭の動機によるブリッジを経て、再びバスーンを中心とした第2主題が奏される。第3主題はホルンを中心としたダンスリーな旋律。再度のフェルマータを挟んでマーチに入るが、第4主題がここでチューバによって提示され、次第に発展し、オルガンの上昇グリッサンドで頂点を迎える。ここでのffffというダイナミクスは、組曲全体でも2カ所しか無い。以降は短いコーダ。約6分という、管弦楽曲としては決して長くない演奏時間のなかで、リズムやオーケストレーションの書法の巧みさが際立つ佳品である。
組曲「惑星」Op. 32より、天王星-魔術の神 VI. Uranus - the Magician 作曲: グスターヴ・ホルスト (Gustav Holst)編曲: 堤慎吾(Tsutsumi Shingo) |
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編成:吹奏楽 - 大編成
演奏人数の目安: 53人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Piccolo 1
- Piccolo 2 (change to 3rd Flute)
- Flute 1
- Flute 2
- Oboe 1
- Oboe 2
- English Horn
- Bassoon 1
- Bassoon 2
- Bassoon 3 (change to Double Bassoon)
- Eb Clarinet
- Bb Clarinet 1 (div.)
- Bb Clarinet 2 (div.)
- Bb Clarinet 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Contrabass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Trumpet 3
- Trumpet 4
- Horn 1
- Horn 2
- Horn 3
- Horn 4
- Trombone 1
- Trombone 2
- Bass Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba
- String Bass
- Timpani 1
- Timpani 2
- Tambourine
- Cymbals
- Snare Drum
- Bass Drum
- Gong
- Xylophone
- Glcokenspiel & Vibraphone
- Marimba
- 1st Harp
- 2nd Harp
- Organ & Celesta (or Synthesizer, all of option)
- Piano (option for Harps)