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試聴・サンプル
商品紹介
嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために SAGANO 作曲: 河邊一彦 (Kazuhiko Kawabe) |
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日本人にとって心の故郷ともいえる京都、その北西部に位置する嵯峨野は古(いにしえ)の歴史を今も語るかのように趣に満ちた土地です。この作品は、その印象をつづった交響詩的作品であり、次の4部から構成されています。
第1部 嵯峨野へ
一人の傷心の青年がふと旅に出る。京都に降り立ち、嵐山を目指す。
嵯峨野に入り、思いにふける青年。いまだ憂いは消えない。
第2部 風の道
うつぶせ気味で竹林の道を歩く。
一陣の風が吹き抜ける。
風の音にざわめく竹林
彼は、風が彼の身体を吹き抜けていくかのような錯覚におちいる。
苔むした神社に、古(いにしえ)の時を想う。
第3部 川のほとり
気がつくといつの間にか、川のほとりに出る。
おだやかに流れる川に横たわる三日月のような橋
河原に座っていると、少女の唄う恋歌が聞こえてくる。
おだやかな日差し、川のせせらぎ、恋歌、目の前には嵐山の森。
時を忘れてたたずむ青年。
第4部 旅立ち
再び竹林の道から嵯峨野に入り込む。
青年の憂いは、今や心の葛藤へと変わっている。
おだやかな日差しは雲に隠され、茶屋ののれんが風にそよぐ。
憎しみや迷いを吹き飛ばすかのように、風が一段と強まる。
やがて、迷路のような道から急に広がった空間に出る。
雲は晴れ、風も弱まり、まぶしい日差しの中で草木がおだやかに微笑んでいる。
今、生きていることはなんと幸福なことか。
誰かがより良く生きよと青年にささやく。
青年のまなざしは、過ぎ去った時へではなく、すでに「未来」を見つめている。
編成:吹奏楽 - 中編成
演奏人数の目安: 41人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Solo Soprano
- Piccolo
- Flute 1
- Flute 2
- Oboe 1
- Oboe 2
- Bassoon 1
- Bassoon 2
- Eb Clarinet
- Bb Clarinet 1
- Bb Clarinet 2
- Bb Clarinet 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Trumpet 3
- Horn 1
- Horn 2
- Horn 3
- Horn 4
- Trombone 1
- Trombone 2
- Trombone 3
- Euphonium
- Tuba
- String Bass
- Timpani
- Wadaiko( Tenor Drum )
- Cymbals, Wind Chime
- Snare Drum
- Bass Drum
- Triangle,Tambourine,Bongo, Gong
- Glockenspiel
- Vibraphone,
- Xylophone, Marimba
- Piano
編成・カットなどの変更が生じる際は編曲利用申請書をご提出ください。
編曲利用申請に関する注意事項
また、吹奏楽ではない楽器編成(電子オルガン、マンドリンなど)での演奏をご希望される場合は、お手続き方法が異なります。ご注文の前に必ずお問合せくださいますようお願い申し上げます。
フォスターミュージック出版楽譜 編曲利用案内
河邊一彦 (Kazuhiko Kawabe)
1954年宮崎県生まれ。大分県立芸術短期大学付属緑ヶ丘高等学校音楽科、武蔵野音楽大学音楽学部器楽科を経て1977年海上自衛隊に入隊。1994年には北米方面へ練習艦隊音楽隊長として約半年間の演奏ツアーに参加、2010年3月から現職、海上自衛隊東京音楽隊長として指揮、作編曲活動に従事している。部内研修として東京藝術大学音楽学部において1年間、桐朋学園大学音楽学部研究生として2年間の指揮法等研修を行う。指揮法を遠藤雅古、山本七雄氏に師事。
吹奏楽のための作品として「交響組曲『高千穂』」、サントリーホール・ガラコンサートのための祝祭ファンファーレ「REDSLOPE inAUTUMN」、「夢燃ゆる、紅き空に」、「A NewArrival〜新しき人へ 〜」「青葉のころに」「嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために〜」(以上foster music)「Departure〜旅立ちの日〜」「Aegis 2」(CAFUARECORDS)などがある。
特に、東日本大震災のために作曲された「祈り〜A prayer」(fostermusic)は、2013年8月ユニバーサル・ミュージックからCD「祈り〜未来への歌声」として発売され、第55回輝く日本レコード大賞企画賞を受賞した。現在「祈り 〜A prayer」は、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京ヴィヴァルディ合奏団等、吹奏楽以外の演奏団体にも多く取り上げられている。また、マーラー作曲 交響曲第1番「巨人」全曲版が東京佼成ウインドオーケストラ第118回定期演奏会(2014年2月)で演奏されるなど、編曲家としても活躍している。
21世紀の吹奏楽"響宴"会員。
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