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- > [吹奏楽-販売譜] 交響的舞曲 第1楽章 (ラフマニノフ, S / arr. 伊藤康英)
試聴・サンプル
商品紹介
2014年7月21日洗足学園音楽大学 グリーン・タイの 「吹奏楽の祭典」で初演。
(大滝実氏 客演指揮)
ラフマニノフ自身による管弦楽版からではなく、2台ピアノから新たに編曲を起し、管弦楽とは違った魅力的なオーケストレイションを実現!
トランスクリプション(編成を単純に置き換えること)とは違い、「アレンジメント」にあるいは、この2台ピアノ版の楽譜から読み取れる伊藤康英氏 のイメージを吹奏楽で表現した「創作」であると言ってもいい。
ピアニスト、作曲家として知られたS.ラフマニノフ(1873-1943)はロシアに生まれ、1917年以降はアメリカに暮らした。1940年にニューヨークで作曲されたこの「交響的舞曲」は、ラフマニノフ自身、これが最後の煌めきになるだろうと予感していた。
3楽章からなる管弦楽作品として構想されたが、まず2台ピアノのための版が8月10日に完成(op.45a)。自宅の私的な演奏会で、ウラディミール・ホロヴィッツとラフマニノフにより演奏された。その後、管弦楽編曲を行い、10月29日に完成。翌年の1月3日に初演された。
この作品は、管弦楽版のみならず、2台ピアノ版でも広く愛好されている。室内楽曲として楽しまれる2台ピアノ版は、管弦楽より貧弱だとは決して言えまい。2人の奏者が対峙することで醸し出すスリリングな表情、打鍵楽器としてのピアノの魅力、想像力としての音色の魅力の世界へとわれわれを誘う。
さて、たとえばほんとうの原曲である2台ピアノ版に基づいて吹奏楽編曲を施せば、管弦楽とは異なった色彩が味わえるのではないか。そう考え、新編曲を作った。もちろんラフマニノフの意図とは異なったものとなるだろう。しかしそれが編曲の妙味であり、ある意味、私自身の作品であるとも言える。吹奏楽ならではの色彩を味わっていただきたい。
楽器編成としては、オーボエ2本、バスーン2本を含み、サクソフォーン・セクションは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンがそれぞれ2本ずつ、さらにバスが加わる。金管楽器にはコルネットとバリトンを用いた。ラフマニノフの管弦楽版に含まれているピアノは用いず、あくまで管楽器主体の編曲となっている。
(伊藤康英/初演プログラムより抜粋)
編成:吹奏楽 - 大編成
演奏人数の目安: 46人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Flute 1
- Flute 2
- Piccolo
- Oboe 1
- Oboe 2
- Bassoon 1
- Bassoon 2
- Eb Clarinet
- Bb Clarinet 1 (also in A)
- Bb Clarinet 2 (also in A)
- Bb Clarinet 3 (also in A)
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Contralto Clarinet
- Soprano Saxophone 1
- Soprano Saxophone 2
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone 1
- Tenor Saxophone 2
- Baritone Saxophone
- Bass Saxophone
- Horn 1
- Horn 2
- Horn 3
- Horn 4
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Trumpet 3
- Cornet 1
- Cornet 2
- Baritone in Bb 1
- Baritone in Bb 2
- Trombone 1
- Trombone 2
- Trombone 3
- Euphonium 1
- Euphonium 2
- Tuba 1
- Tuba 2
- String Bass
- Timpani
- Percussion 1 (Triangle, Castanet, Sleigh Bells, Tambourine, Flexatone)
- Percussion 2 (Suspended Cymbal (large), Snare Drum (Tenor Drum), Cymbals, Bass Drum, Tam)
- Percussion 3 (2 Glockenspiel, Xylophone)
- Percussion 4 (Vibraphone, Chimes)