ヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテット委嘱シリーズとして作曲。「ソナチネ」とは簡単に言えば「小さなソナタ」のことです。ソナタほどではありませんが規則的な形式感のある音楽の一つです。一方、「愛」は普遍的で形式にあてはめることのできない存在…。この作品はそんな枠にハマらない愛を、ちょっとだけ道しるべ(形式)に乗せて作曲してみました。愛の素材が散りばめられたこのユニークな曲は、約9分途切れずに進行していきます。様々な愛の形をご想像頂きながら演奏して頂けましたら嬉しいです!
尚、楽曲形式を練習記号で示すと
序奏 冒頭 8
第一楽章 提示部 8 (第1主題8 /第2主題25 )/展開部45
第二楽章 89
第三楽章149
楽曲全体に一貫した主題を用いているため、あえて第一楽章の再現部は省略する変則的な手法で作曲しています。形式も音楽創りの参考にして頂けましたら幸いです。
最後になりましたが作曲にあたって多くのご助言を頂きましたヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテットのバリトン奏者であり、武蔵野音楽大学時代からの大親友である浅利真さんに心より感謝します。(八木澤教司)
兵庫県西宮市在住。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。
2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では「輝きの海へ」が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。
合唱曲として手がけた「あすという日が」は、希望の歌、東日本大震災復興シンボル曲と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞 作・編曲部門(2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。
2020年度より関東から関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。
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