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七人の天使たち The Seven Angels for 7 Trumpets (op. 126) 作曲:酒井格 (Itaru Sakai) |
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新約聖書に7人の天使たちがラッパを吹く有名なエピソードがあります。
天使たちがラッパを吹くと、大地が焼き払われたり、海が減ったり、川が毒になったり、昼が減ったりと、物騒なことが次々と起こる。
そんな話なのですが、世界各地で起きている紛争や異常気象が引き起こす自然災害の知らせを聞くたびに「また天使がラッパを吹いたのか?」と思わされることが少なくありません。
災いをただ恐れるだけでは何も出来ないですが、だからといって全くの無防備であるのも疑問です。巨費を投じて築いた防潮堤も、安全だと言われ続けて来た原子力発電所も一瞬で壊された私たちへの警鐘とも思えるエピソードを、この作品に認めてみました。
7つの楽章からなり、3楽章以降は続けて演奏されます。また第7奏者は4楽章でフリューゲルホルンを、第1奏者は3,7楽章でピッコロトランペットを演奏します。(酒井格)
編成:トランペット - 7重奏
- Trumpet 7 Players
酒井格 (Itaru Sakai)
大阪府生まれ。4歳からピアノを習いはじめ、6歳で最初のピアノ作品を作曲。高校時代、吹奏楽部にてフルートおよびピッコロを担当し、在学中よりアンサンブル、吹奏楽のための作品を作曲。大阪音楽大学作曲学科に進学、同大学院を修了。
国体のファンファーレ、奈良県吹奏楽連盟40周年、50周年記念の委嘱作品。大阪市音楽団、各自衛隊音楽隊など、プロフェッショナルな吹奏楽団から、アマチュアの市民バンドまで数多くの委嘱を受け新作を発表。第81回(平成21年)以降、選抜高校野球大会では入場行進曲の編曲も行う。
第25 回日本管打・吹奏楽アカデミー賞(作編曲部門)受賞。平成23、26、27、28、30 年度、JBA下谷賞受賞。
21世紀の吹奏楽「響宴」会員。大阪音楽大学非常勤講師。