アンサンブル楽譜
アンサンブル楽譜について
吹奏楽コンクールが終われば、次はアンサンブルコンテスト。全パートで演奏する吹奏楽コンクールに比べ、アンサンブルコンテストは楽器編成が様々。楽器編成は、団体の持ち味や想いを踏まえ、個性を引き出せる編成で決めるといいでしょう。
アンサンブルコンテストは1編成あたり3〜8人、演奏時間は5分以内。想いを音楽に託し、素晴らしい演奏を作り上げていきましょう。
アンサンブルコンテストに出場しない団体の方も、アンサンブルの練習を充実させることで全体合奏の質もぐんと上がります。
アンサンブル楽譜選びと演奏 3つのポイント
POINT 1 レベルに応じた楽譜の選定
アンサンブルコンテストで良い結果を出している団体は、自分たちのレベルに合った楽譜を選定し、表現に工夫を凝らして演奏しています。簡単すぎると、表現工夫のレパートリーが少なくなり、自分たちらしい演奏をすることが難しくなります。逆に難しすぎると、曲を通して演奏するだけに時間を使ってしまうことも…。楽譜のサンプルを見たり、参考音源を聴くなどして難易度を確認し、自分たちのスタイルに合ったアンサンブル楽譜を選定しましょう。
POINT 2 演奏ポイントの共有
演奏するアンサンブル楽譜が決まったら、曲の演奏ポイントをメンバー全員で共有しましょう。アンサンブル演奏は、複数の奏者で一つの音楽を作り上げていきます。一人一人が好きなように演奏するのではなく、他のパートの音にも耳を傾け、アンサンブル演奏ならではの魅力ある演奏を目指しましょう!
共有のポイント
- (1) もっとも盛り上がる場所、パート
- (2) 強弱やアーティキュレーション
- (3) 和声(ハーモニー構成)
POINT 3 楽曲の雰囲気をつかむ
楽曲には独特の雰囲気があり、言葉では表現し尽くせないほど。楽曲の雰囲気の感じ方は、人それぞれ。ある奏者は明るい雰囲気で演奏しているのに、ある奏者は重々しい雰囲気で演奏していると、それだけでアンサンブルは成り立たなくなってしまいます。時間をとって、曲の解釈を共有する時間を設けることも、素晴らしいアンサンブルをつくりあげるためには大切です!