【委嘱団体について】
仙台城南高等学校吹奏楽部・顧問の佐藤 学先生からの依頼により、2023年8月に作曲。この年に開催された日本学校合奏コンクール2023 全国大会~ソロ&アンサンブルコンテスト~のアンサンブル部門において、金賞および福島県教育長賞を受賞。その後、その功績を称えられ、仙台市文化芸術賞も受賞されました。作品を通じて関わらせて頂いた団体が、名誉ある賞を頂けたことを作曲者としてとても嬉しく思います。
本当におめでとうございました。
【作品について】
私がこれまでに手がけてきた木管楽器による影シリーズとは異なるものがあり、光、すなわち明るさを音に込めた一つの形が、今作のヒカリノユイとなります。
作品のテイストとしては、東洋音楽とフランス音楽の新たな融合、という表現が最も相応しいのではないでしょうか。大きく分け3つの章から成り立っており、急-緩-急で音楽が進行していきます。
3声部の作品ですので、Tutti、Unison、Harmony、Soloと、とても単純なスタイルで音を紡いでおり、演奏者は各声部を理解し合って音楽を作られることで、ワンランク上の演奏に仕上がることでしょう。
16分音符や連符、決め所となるリズムには緻密さが求められるものですが、それらの音符を柔軟に捉えるならば、らしく演奏すること、この曲らしさを追求していただけると作品の面白さに気付いて頂けると思います。
3人の演奏がひとつの束となり、聞く人の心に響き届きましたら、作曲者としてこれほど嬉しいことはありません。(片岡寛晶)
1983年・福岡県飯塚市生まれ、東京都在住。
東京音楽大学を卒業後、朝日作曲賞に入選。自作曲【天馬の道】が、全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選出された。その後、数々の作品が海外に広がりMidwest ClinicやWASBE(世界吹奏楽協会)のカンファレンスにおいて、打楽器をメインとしたオーケストレーションが評価され、多くの支持を得た。手掛けた作品は各レーベルより出版され、音源、映像等は多数。2015年・海上自衛隊横須賀音楽隊、2018年・海上自衛隊東京音楽隊の手によって、片岡 寛晶 作品集のCDがブレーン社より発売となった。2019年・2022年には、全日本吹奏楽コンクール作曲者別ランキング(小編成)にて1位を獲得。また、台湾の吹奏楽コンクールにおいては、最も演奏された作曲家の一人として話題になった。
近年では、教育本の著書、子供向け作品の提供をはじめ、校歌や市民歌の作曲、ブライダル音楽のプロデュース等も行う。
東京成徳大学非常勤講師、北九州マリンバオーケストラRIM音楽監督。
2bv4blgndh34
〈11月〉会員限定クーポン(対象商品:フォスターミュージックの出版物)
対象カテゴリ
会員限定
¥1,000 OFF
残発行枚数:59
下限金額:¥5,500
有効期間:2025/11/01 ~ 2025/11/30