ハンガリー舞曲集 より 第１番・第３番・第１０番：ブラームス, J arr. 渡部哲哉 [吹奏楽大編成]

ハンガリー舞曲集 より 第１番・第３番・第１０番

『ハンガリー舞曲集』は、ヨハネス・ブラームスがハンガリーのジプシー音楽に基づいて編曲した舞曲集で、元々は四手用のピアノ曲として書かれました。

全部で21曲ありますが、中でも管弦楽用に編曲された第5番が有名です。

このアレンジは、ブラームス自身が1873年に自身の指揮で演奏会で取り上げるため管弦楽用に編曲した第1曲、第3曲、第10曲を、吹奏楽編成用にオーケストレーションし直したものです。

「急ー緩ー急」の構成になっていますので、コンサートで取り組んでも比較的面白く聞ける構成ではないかと思います。

少々難易度はありますが、演奏効果の高いアレンジになっていますので是非チャレンジしてみて下さい。

The suite consists of the first collection (No. 1 to No. 5), the second collection (No.

6th to 10th), 3rd (11th to 16th), 4th (17th to 21st). It is said Brahms advised Dvorak to compose “Slavic Dance Collection” because of the success of these songs.

Originally, the dances were written as a four handed piano pieces, but later Brahms orchestrated the first, third and tenth for full symphony orchestra.

In this arrangement for a concert band, the first and third movements are the in the same key as those in the original piano version, but the 10th is raised to F major, which is what Brahms chose to do when he wrote the orchestra version.

My version closely parallels Brahms’ orchestration but I have adapted parts to take advantage of the wider colour pallet a wind ensemble offers.

仕様

楽器編成

渡部哲哉(Tetsuya Watanabe)

1973年、東京都生まれ。1996年、東京コンセルヴァトアール尚美を首席で卒業。専攻優秀賞、総合優秀賞を受賞。卒業演奏会に出演。同年航空自衛隊に入隊。1997年、日本吹奏楽学会主催「管学合奏のための作編曲コンテスト」にて「佳作」入選。「審査員特別賞」受賞。2002年、日本吹奏楽指導者協会（JBA）下谷賞選考会にて「優秀賞」（第1位）を受賞。2003年、同「佳作」（第2位）入選。2004年、自由演奏会作曲コンクール「最優秀賞」（第1位）受賞。2006年、日本吹奏楽指導者協会（JBA）下谷賞選考会にて「佳作」（第2位）入選。

現在、航空自衛隊中部航空音楽隊サックス奏者、作編曲者。日本管打・吹奏楽学会会員、日本吹奏楽指導者協会会員、作曲集団「風の会」会員。

サクソフォーンを小串俊寿氏に師事。室内楽を服部吉之、岩本伸一、作編曲を伊藤康英、高橋伸哉、指揮法を林紀人、吹奏楽を鈴木孝佳（TAD 鈴木）、近藤久敦、小沢俊朗、佐藤正人の各氏よりそれぞれ学ぶ。

現在までに300の作品を手がけ、それらの一部はビムス・エディションズをはじめ、CAFUA レコード、ウィンドアート出版、イースター音楽出版、ブロード出版、ユニバース、ウィンズスコア、音楽之友社、バンドパワーから出版またはレンタルされており、好評を得ている。また手がけた作品を収録したCDも東芝EMI をはじめ、CAFUA レコード、ブレーン、クラウンからリリースされている。

主な作品に【ジョイフル・ポケット】（2002年下谷賞）、【古都の彩】（2003年下谷賞佳作）、【風の音に乗って】（2004年自由演奏会作曲コンクール最優秀賞）、【春色の扉】（2006年下谷賞佳作）、【オマージュ～限りある空の時を】【花柳の舞～舞妓たちの光と陰】【落ち葉の舞う季節】【懐古の時間】【Bossa】などがある。

修正情報

UNGARISCHE T NZE NR.1 NR.3 NR.10

Specifications