「アイ・ガット・リズム」は、1930年のミュージカル「ガール・クレイジー」のためにジョージ・ガーシュインが作曲(作詞は兄のアイラ)し、後にジャズのスタンダードナンバーとして多くの歌手によって歌われるようになりました。またこの曲のコード進行は、曲名から「リズム・チェンジ」と呼ばれ、多くのミュージシャンによって様々な楽曲に流用されてきました。1992年には「ガール・クレイジー」を元にしたタップダンス・ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」がブロードウェイで開幕し、日本でも劇団四季によって上演されました。この吹奏楽アレンジは「クレイジー・フォー・ユー」の1幕ラストのシーンで使われたバージョンを参考にしています。
MediumFastin2というテンポ表記になってますが、いわゆるスウィングですので、8分音符を若干ハネて(スウィングして)演奏します。通常は8分音符を3連符程度にハネますが、この曲はテンポが早いので、8分音符と3連符の中間くらいが適当です。短い前奏に続きメロディを2回繰り返します。この[A]~[B]のコード進行が上に書いた「リズム・チェンジ」なのですが、元々32小節のメロディのところ、このアレンジでは最後に2小節付け加えており、全体で34小節になっています。[C]からの間奏部分のW.Blockはタップダンスの音を模しています。この間奏の間にクレッシェンドを伴って転調、[E]から冒頭のメロディがffで再現されます。その後すぐに長めのコーダに入り、エンディングまで進んでいきます。
1960年山口県生まれ。小学校の金管バンドでトランペット/ユーフォニアムを、中学・高校の吹奏楽部でクラリネットを担当。武蔵野音楽大学卒業。卒業後はマルチリード、キーボード奏者、作編曲家として、ミュージカルの公演、コンサート、レコーディングに参加。吹奏楽や管楽器のための作編曲も多く、ポップスを中心に、ヤマハ・ミュージック・メディア、ブレーン、ウィンズスコア、イースター音楽出版、フォスターミュージック、ミュージック・エイトからの出版をはじめ、レコーディング、コンクール、コンサート、映画のための作編曲作品多数。
第14回21世紀の吹奏楽"饗宴"入選。クラリネットを千葉国夫、村井祐児、柏野晋吾、西村一の各氏に師事。作曲は池田一秀、池田悟の各氏に師事したものの、ほぼ独学。江古田楽器祭総合プロデューサー。
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