「はかなき人生」は、スペインの大作曲家・ファリャが作曲した全二幕のオペラです。そのオペラの中でも特に「間奏曲」と「スペイン舞曲」は人気があり、自らを裏切った男の婚礼の場面のフラメンコ風の華やかな中にジプシーの哀傷を描いた「スペイン舞曲」は、フリッツ・クライスラーによるヴァイオリンとピアノのための編曲で現在でも大変人気があります。
このアレンジでは、ファリャが作曲した別のオペラ「恋は魔術師」の中から「パントマイム」の前奏を用い、情熱的な曲想の印象を演出しています。哀愁漂う旋律は流れに注意して演奏してください。1st Clarinetは非常に音が高い部分が出てきますが、場合によってはオクターブ下げて演奏してもいいでしょう。また、オプション譜としてエス・クラリネットの楽譜も用意していますので、必要に応じてご利用ください。楽譜上に書いていない部分での細かなテンポの揺れを入れることで表現力も増すと思いますので、積極的な表現を心がけ情熱溢れる演奏をしてください。
1973年、東京都生まれ。1996年、東京コンセルヴァトアール尚美を首席で卒業。専攻優秀賞、総合優秀賞を受賞。卒業演奏会に出演。同年航空自衛隊に入隊。1997年、日本吹奏楽学会主催「管学合奏のための作編曲コンテスト」にて「佳作」入選。「審査員特別賞」受賞。2002年、日本吹奏楽指導者協会(JBA)下谷賞選考会にて「優秀賞」(第1位)を受賞。2003年、同「佳作」(第2位)入選。2004年、自由演奏会作曲コンクール「最優秀賞」(第1位)受賞。2006年、日本吹奏楽指導者協会(JBA)下谷賞選考会にて「佳作」(第2位)入選。
現在、航空自衛隊中部航空音楽隊サックス奏者、作編曲者。日本管打・吹奏楽学会会員、日本吹奏楽指導者協会会員、作曲集団「風の会」会員。
サクソフォーンを小串俊寿氏に師事。室内楽を服部吉之、岩本伸一、作編曲を伊藤康英、高橋伸哉、指揮法を林紀人、吹奏楽を鈴木孝佳(TAD 鈴木)、近藤久敦、小沢俊朗、佐藤正人の各氏よりそれぞれ学ぶ。
現在までに300の作品を手がけ、それらの一部はビムス・エディションズをはじめ、CAFUA レコード、ウィンドアート出版、イースター音楽出版、ブロード出版、ユニバース、ウィンズスコア、音楽之友社、バンドパワーから出版またはレンタルされており、好評を得ている。また手がけた作品を収録したCDも東芝EMI をはじめ、CAFUA レコード、ブレーン、クラウンからリリースされている。
主な作品に【ジョイフル・ポケット】(2002年下谷賞)、【古都の彩】(2003年下谷賞佳作)、【風の音に乗って】(2004年自由演奏会作曲コンクール最優秀賞)、【春色の扉】(2006年下谷賞佳作)、【オマージュ~限りある空の時を】【花柳の舞~舞妓たちの光と陰】【落ち葉の舞う季節】【懐古の時間】【Bossa】などがある。
dmgzo60yd8g0
〈8月〉会員限定クーポン(対象商品:フォスターミュージックの出版物)
対象カテゴリ
会員限定
¥1,000 OFF
残発行枚数:30
下限金額:¥5,500
有効期間:2025/08/01 ~ 2025/08/31