合奏の花”第3弾はリズムがテーマ!
「成長の歌」を意味するタイトルが示唆しているように、「ひとつの旋律が、リズムの変化によって発展していく」というコンセプトで構成されており、最初は4分音符で作られていた旋律が、8分音符、付点音符、シンコペーション、3連符、16分音符、とその基になるリズムを変えていきます。 実際の音楽作品にはよく出てくるのにちゃんと練習する機会の少ない、タイを伴ったリズムもこの曲には含まれています。
後藤 洋氏の企画・監修による基礎合奏シリーズ。種、芽、花、と段階を追いながら楽しくアンサンブルが楽しめるようになります。
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演奏技術と音楽表現の基本を、楽曲の演奏を通して楽しく学ぶことができる『合奏の花』シリーズの第3作であるこの《ソング・オブ・グローイング》のテーマは、リズムです。
「成長の歌」を意味するタイトルが示唆しているように、この曲では4分音符で作られていた旋律が、8分音符、付点音符、シンコペーション、3連符、16分音符、とその基になるリズムを変えて発展していきます。テンポは変わらず、基本的なリズムはメトロノーム役の小太鼓が提示し、ピアニッシモからフォルティッシモまで、次第に音量を増していく、というアイディアは、ラヴェルの《ボレロ》に近いものです。
多くのバンドでは、合奏の基礎練習や個人練習の中に「リズムの練習」を取り入れていますが、そのほとんどは機械的な「刻み」の練習です。しかしリズムは「生き物」であり、ただ正確に刻めばよい、というものではありません。生きたリズムを旋律の表現を通して感じ、楽しみ、身に付けてほしい、という思いが、この曲の発想の源となりました。
実際の音楽作品にはよく出てくるのにもかかわらずちゃんと練習する機会の少ない、休符やタイを伴ったリズムや、アーティキュレーションが変化するリズム、また異なるグループ間のリズムの応答なども、ここには含まれています。また、『合奏の花』シリーズを体系的に学び、楽しんでいただこうという考えから、『合奏の花』の第1作《ステップ・バイ・ステップ》と同様に旋律的な動きはほとんど順次進行で構成し、第2作《スムーズ・アンド・クリスピー》で学んだレガートの奏法を応用できるよう、スラーをさまざまなパターンで用いました。
『合奏の花』の他の作品と同様に、この曲も「練習」のためだけに作られたのではありません。何よりもまず旋律の成長を楽しんで演奏していただき、聴いていただくことを期待しています。
(後藤 洋)
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