12月25日15時を持ちまして、
2025年内出荷の注文受付を終了いたしました。
以降のご注文は年明け
【 2026年1月7日(水)以降順次出荷 】
となります。予めご了承ください。
本年もたくさんのご愛顧を賜りありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
「有名なトランペットの旋律といえば?」という質問があれば、この曲のタイトルは間違いなくトップ争いに食い込んでくるでしょう。
「トランペットの魅力、大集合!!」と冠されたコンサートのためにトランペット八重奏として編曲しましたが、それをさらに金管八重奏として書き改めたものが本スコアです。
オーストリアの作曲家、フランツ・フォン・スッぺ作曲による本作は、オペレッタ自体のスコアが残存しておらず、今日は序曲が知られているのみ。
しかし、その序曲には何とも洗練された軽快さと流麗なメロディが見事に同居しており、何度聞いてもワクワクしますね。
どんな愉快な物語であったのだろうと想像する束の間の時間もまた楽しいものです。。
編成的なものによるトランペット八重奏版が持つ難易度を思えば、この編曲はややグレードが抑えられているのではないでしょうか?
それでも、Allegro (m.34-)のピッコロ・トランペットだけはどうすることもできません。
演奏困難であればカットのうえ、Allegro brillante (m.60-)へと繋ぐことはやむを得ないと考えています。
その場合、トランペット1番奏者の持ち替えは不要となります。(井澗昌樹)
大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コース卒業。同大学大学院芸術文化専攻修了。作曲を澤田博、北川文雄の両氏に師事。
主な作品に、バリトン独唱と管弦楽のためのカンタータ「倭建命 流離譚」、トランペット八重奏曲「四季の奏鳴」など。吹奏楽作品に、「火の断章」(2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)、「Bye Bye Violet」、「愛の祭壇」など。