最初は桜の美しさや花の散る様子を表現しようと思っていたのですが、先人達の残した俳句などに出会い共感し、桜を眺める人々の内面を表せないかと思うようになりました。
芭蕉の俳句に「さまざまのこと思い出す桜かな」とあるように桜には人が自らの生を振り返らせ、以前はあって、今は無くなったものや人を思い出させるタイムカプセルのような不思議な作用があるようです。2004年の10月に起きた中越地震は多くのものや人を失い、そのあとの大雪を体験した最初の桜は辛い思い出を作るかもしれませんが、そういう年だからこそ、毎年かならず花開く桜の姿が人々の生きる力を呼び起こしてくれるのでないでしょうか。
曲は直接的には中越地震にふれたものではありませんが前述した思いは曲中に入っています。途中テンポが速く激しい部分もありますが、ゆったりした前半の提示部が後半で再現された時に昔の事を思い出す感覚を感じていただければ良いなと思い作曲しました。
(福島弘和)
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