カッチアとコラール：クリフトン・ウィリアムズ [吹奏楽極小編成]

カッチアとコラール

クリフトン・ウイリアムズの遺作となったこの作品は、53歳という若さで亡くなった作曲者が、自らの心臓病を抱えながらも最後まで情熱を注いだ名曲です。前半は、とにかく金管が華やかでエキサイティング。力強いスネアドラムのオスティナートに乗せて、金管楽器の魅力が存分に発揮されます。特に金管が強みのバンドにはおすすめしたい一曲です。限界まで高まる緊張感が、チャイムの響きとともに終結のコラールへと向かう展開は圧巻です。後半のコラールでは、重厚な金管による荘厳な響きが奏でられたかと思うと、ふっと鎮まり木管楽器が繊細に旋律を紡ぎます。しかし、突如として終わりが訪れる構成が印象的で、聴く者の感情を大きく揺さぶります。全編を通して情熱的で、ウイリアムズの心の叫びが聞こえてくるかのような作品です。

仕様

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楽器編成

主要ソロ：Oboe, Horn, English Horn, Flute

CACCIA AND CHORALE

The master touch of a gifted composer is evident throughout this unusual work. Splashes of woodwind color and brass chordal blocks are incessantly driven by vigorous snare drum ostinatos until, when it seems there can be no more, chimes signal the closing chorale. An emotion charged composition.

Specifications