サン=サーンスの代表作の一つである歌劇「サムソンとデリラ」は、彼の3番目の歌劇として書かれたもので、当初は“劇的オラトリオ”として筆が進められていました。初演時から大成功を収め、現在でもフランス歌劇の代表作の一つとして、世界中で盛んに演目に採り上げられています。この「ダンス・バッカナール」は、劇中の第3幕第2場で演奏される異国情緒溢れる華やかな舞曲で、「サムソンとデリラ」の中でも屈指の名曲として知られています。
この編曲は、2006年に東海大学吹奏楽研究会の学生諸君の依頼で行ったものです。(堤慎吾)
1978年生まれ。東海大学工学部卒業。システムエンジニアを経て、楽譜出版社にて楽譜出版・著作権法務を担当。現在はフリーの浄書家並びに編集者として、様々な出版社から依頼を受けて活動している。その一方で、高校時代より独学で音楽を学び、吹奏楽媒体では、この媒体で演奏される機会の少ないバッハ、ベートーヴェン、ブラームス等の作品を編曲し、評価を得ている。
吹奏楽関連の主な編曲作品に「交響曲第9 番“合唱付き”(ベートーヴェン)」「ピアノ四重奏曲第1 番(ブラームス/クラリネット8 重奏)」「パッサカリアとフーガハ短調(バッハ)」「クープランの墓(ラヴェル/管楽8 重奏)」「オーボエ協奏曲(R. シュトラウス)」等。
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