「サウンド・オブ・ミュージック」は、日本で最も愛されているミュージカルといっても過言ではないでしょう。トロンボーン・クァルテット・ジパング第17回レギュラーコンサート(2016年11月27日於 杉並公会堂)では、 ジパングによる名作ミュージカルの世界 と題してリーダーの吉川武典氏の語りとともにトロンボーン四重奏で「サウンド・オブ・ミュージック」の名場面が繰り広げられました。
編曲する上で特にこだわったのは、原曲のもつ味わい、メロディーラインの魅力を損なわないよう大切に再現することでした。本来オーケストラのために書かれた作品ですが、トロンボニスト4人でどこまでできるか、ジパングメンバーと何度となくリハーサルを繰り返し、最良の形を作り上げることができました。ミュージカルファンのあなた!トロンボニスト4人でどうぞ「サウンド・オブ・ミュージック」の世界を再現させてください。
時は1938年、第二次世界大戦直前のオーストリア。妻を亡くした退役軍人のトラップ大佐は、ザルツブルク郊外の大邸宅に、7人の子供たちと暮らしていました。ある日、修道女見習いのマリアは、修道院長からトラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師になるよう勧められ、トラップ邸での子供たちとの生活が始まります。様々な困難を乗り越えマリアは大佐と結婚、トラップ大佐、子どもたちと家族になったマリアは、トラップ・ファミリー合唱団として各地で演奏活動を行うようになります。しかし戦争の足音は次第に近づき、祖国オーストリアを愛する一家はナチスに追われ、家族での平和な暮らしを求めて山々を越えスイスに亡命していくのでした。
「すべての山に登れ」
トラップ家での様々な出来事に耐えられず修道院に逃げ帰ったマリア。しかし、修道院長はマリアに困難から逃げるのではなく、向き合って自分の道を見つけるようにと諭しました。「すべての山に登れ、すべての道を歩き、すべての虹を渡れ、自分の夢を見つけるまで、生きている限り愛を注げる夢を見つけるまで。」(高嶋圭子)
香川県高松市生まれ。広島市出身。
4歳からピアノを始め、中学高校時代では部活動で合唱に熱中。高校二年より和声学・作曲理論を学び始め1982年東京藝術大学音楽学部作曲科へ。卒業後の1987年、パリ・トロンボーン四重奏団初来日の際にアンコールピースとして「夕やけこやけ」「わらべうた」を提供して以来、トロンボーンに関わる作品が多い。
トロンボーン四重奏のための「パスピエ」「メモリーズ」「スクエアダンス」「古都三景」「出逢いは、はじまり」「ふるさとのうた」「四季の詩」「ハナミズキの祈り」「砂の丘を越えて」など、またトロンボーンとピアノのための作品として、ミシェル・ベッケ氏のソロアルバムにも収録されている「幻想五木の子守唄」をはじめ、ソナタ「風花賛礼」「夜の静寂に」「春の呼ぶ声を聞く」などがある。合唱曲としては、落語を主題にした「時そば」(混声合唱)、女声合唱組曲「京都の恋(詩:黛まどか)」「花だより(詩:高橋うらら)」など。ピアノ曲としては「ピアノ発表会物語」がピティナ・ミュッセ(インターネット上の楽譜配信サービス)にて好評配信中。
1998年に広島で行われた国民体育大会では、開会式・閉会式のファンファーレを作曲。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員。
※高嶋の「高」は、はしごだかが正式です。システム上表示ができないため代用しております。
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