八木澤教司はアジア諸国でとても人気のある作曲家であるが、特にシンガポールには多くのファンがいる。八木澤のシンガホールでの友人であるスティーヴン・プゥア氏の推薦もあり、イーシュン小学校コンサートバンドの委嘱作品として、この作品を2015年に作曲した。同バンドの指揮者はファイザル・ビィン・オスマン氏。同じく作曲者の友人であり、シンガポールを代表する吹奏楽指導者でもある。作曲者を満足させる素晴らしい熱演で2016年の春に世界初演した。
原題「A NEW BEGINNING」のように、この作品は「新しい始まり・出発」をテーマとしている。新たな挑戦をするためには勇気が必要だ。困難や苦難を乗り越えて、希望のある未来へ向かう若き世代を応援するドラマチックな内容となっている。邦題は作曲者と親交の深い千葉県立国府台高等学校吹奏楽部の生徒たちが原題と曲想を踏まえて名づけた。
尚、この作品は出版にあたり厳格なアメリカのグレード2.5の内容に、作曲者自身によって改訂された。ドラマチックかつ低グレードの作品なので今後は幅広く親しまれるであろう。
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兵庫県西宮市在住。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。
2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では「輝きの海へ」が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。
合唱曲として手がけた「あすという日が」は、希望の歌、東日本大震災復興シンボル曲と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞 作・編曲部門(2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。
2020年度より関東から関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。
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