作品の概要としては、1分程度で一巡する6つの性格的な断片を4回繰り返すことで成立している。 正確にはトリルによるプロローグが各群の冒頭に挿入されるため7つと捉えられるのだが その4回の繰り返しの中で、6本のクラリネットがそれぞれバラバラに動く状態(1本×6群)から、続いて2本×3群、3本×2群となり、最終的にはユニゾン(6本×1群)に至るプロセスが描かれている。
ここで取り上げられる「性格的な断片」とは、クラリネットの機能・特徴が十分に活かされたものとなっている。
(-) トリル(プロローグ)
(a) スタッカートによる点描とテヌートによる持続音のコントラスト
(b) 様々なアルペジオ
(c) レジスター・キーによる跳躍
(d) 同音連打
(e) 速い装飾音符が付き
(f) 重音奏法
なお、(6)で用いられる重音に関しては作曲者自身が実際に試奏し、演奏困難ではないと判断したものに限られている。(山本哲也)
We cannot accept orders for international shipping from this site. Please contact us before ordering.
12vcxjle0y28
スタディスコア10冊以上で30%OFF
対象カテゴリ
30 % OFF
残発行枚数:91
下限金額:¥28,600
有効期間:2023/03/01 ~ 2024/02/28