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- > [吹奏楽-スコア] ネオモダニック (足立正) - スタディスコア (2021/01/18発売)
試聴・サンプル
商品紹介
1940 50年代のジャズ(ビバップやクール・ジャズ)を聴いていた時、その要素(フレーズやハーモニーなど)を取り入れ、現代的なアプローチで表現した曲を作ってみようと思い立って書き上げたのがこの作品です。
“ネオ・モダン”と呼ばれるデザインや建築に用いられる言葉があります。モダニズム(近代主義)を用いつつ、別の何かを融合させて新しいものを作り出そうとする動きのことですが、今回取り組んだことがまさにそれに近いように思い、タイトルを「ネオモダニック」としました。あくまで「 的な」といったニュアンスにしたかったというのもありますが・・・“ネオ”という言葉は「新しいこと」を意味していますが、個人的には何処か懐古主義的な雰囲気がするようにも思えて、それが今回の試みにも合っているかなと思いました。
曲は3つの楽章から成っています。行進曲的なドラムのリズム(アクセント的にはゴーゴーやクラブミュージックの影響も)の上で、ビバップ風のフレーズが高らかに奏される“Fanfare”、ジャズ的なハーモニーの上で淡々とメロディが歌われる“Lullaby”、7拍子を基調とした変拍子のファンク・ナンバーの“Capriccio”。これらの楽章はシンフォニックなポップスというより、さまざまな要素を取り入れ、融合させたハイブリッドな音楽を目指しています。
将来的な吹奏楽の姿、可能性も考えつつ、木管や金管6パートと打楽器2パートによる混合アンサンブルでも演奏が可能なように書き上げました。かなりポップス色が強い作品ではありますし、新しい吹奏楽の在り方などと大それたことを言うつもりはありませんが、一つの方向性として作品を楽しんでいただけたらと思います。(足立正)
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ネオモダニック - スタディスコア Neomodernic - Study Score 作曲:足立正 (Tadashi Adachi) |
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編成:吹奏楽 - 小編成
演奏人数の目安: 14人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Flute
- Oboe (optional)
- Bassoon (optional)
- Bb Clarinet 1 (or Oboe)
- Bb Clarinet 2
- Bass Clarinet (optional)
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone (or Bassoon, Bass Clarinet)
- Trumpet 1
- Trumpet 2 / doub. Flugelhorn
- Horn
- Trombone 1
- Trombone 2 (optional)
- Euphonium (or Trombne 2)
- Tuba (or String Bass)
- String Bass (optional)
- Drums
- Percussion 2 (Tam-tam, Suspended Cymbal, Timmpani, Vibraphone)
足立正 (Tadashi Adachi)
国立音楽大学音楽学部器楽学科チューバ専攻卒業。チューバを高橋文隆、大石清、稲川栄一の各氏に師事。
1990年T.U.B.A. 国際チューバカンファレンス札幌大会ジャズインプロヴィゼイションコンクール第2位。
2002年度全日本吹奏楽コンクール課題曲に「吹奏楽のためのラプソディア」が採用される。
他の主な作品に、「サニー・サイド・ストリート・パレード」(平成18年度JBA下谷賞受賞作品)、「吹奏楽のための綺想曲 『じゅげむ』」( 2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)などがある。
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