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- > [吹奏楽-レンタル譜] プンタン・ドス・アマンテス (加藤大輝) Puntan Dos Amantes
試聴・サンプル
商品紹介
Puntan Dos Amantes(プンタン・ドス・アマンテス)とは、グアムのタモン湾の北端にある岬で、「恋人岬」とも呼ばれます。
グアムのスペイン統治時代に、チャモロ(マリアナ諸島の先住民)の美しい娘が、結婚を迫るスペイン人総督から逃れ、同族の恋人と永遠の愛を誓い、髪を結びあって岬から身を投げた、という悲恋伝説から、この名が付けられました。
冒頭、フルートのソロによって提示されるのが娘のテーマ、途中テンポの落ち着いた部分でテナーサクソフォンのソロによって提示されるのが恋人のテーマです。全編にわたって、この2つのテーマが様々な形で現れます。一番の聴かせどころ[T]では、2つのテーマが同時に再現されます。
時系列にそって物語を綴るというよりは、より抽象的な感情をイメージして作曲をしました。演奏の際には、核となる2つのテーマを追うことで、音楽の進む方向が明確になるかと思います。
小編成でも打楽器の音色のパレットが最大限に使えるよう、加養浩幸氏のアイディアにより管楽器奏者による打楽器持ち替えがあります。打楽器を下手(客席から見て左側)にまとめてセッティングする際は、テナーサクソフォン・ユーフォニアム奏者が持ち替えるPerc.5のパートを上手にセッティングされると、より効果的です。
●小編成バンドへのメッセージ
小編成バンドには、大編成とは違った魅力、やりがい、難しさがあると思います。
私が中学時代に所属していた吹奏楽部は、先輩が10人しかいない小編成バンドでした。一人でも欠けると成り立たない難しさがありましたが、一人ひとりが意思を持って演奏できたときの一体感は、大人になった今振り返っても、決して大編成バンドのそれに劣るものではありませんでした。
演奏上の注意していただきたい点は、各楽器のブレンドです。
赤と青をどれくらいの比率で混ぜるかによって、いろいろな紫が作れるように、例えばサクソフォンとホルンのユニゾンも、ブレンドの具合によって様々な音色が作れます。まずは楽譜通りの強弱を表現することが大切ですが、その先のブレンドを工夫することによって、色彩豊かな演奏が可能だと思います。
(加藤大輝)
編成:吹奏楽 - 小編成
演奏人数の目安: 20人
※各パート1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
- Flute 1
- Flute 2
- Oboe (optional)
- Bassoon (optional)
- Bb Clarinet 1
- Bb Clarinet 2
- Bb Clarinet 3
- Bass Clarinet**
- Alto Saxophone 1
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone (optional)**
- Trumpet 1
- Trumpet 2
- Horn 1
- Horn 2
- Trombone 1
- Trombone 2
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (optional)
- Piano (optional)***
- Timpani
- Percussion 1 (Vib., S.Cym., Tambourine, W.Chime., S.D., 3Toms)
- Percussion 2 (Glock., B.D., C.Cyms., S.Cym.)
- Percussion 3 (Ocean Drum(Small), B.D.) (optional)***
- Percussion 4 (Ocean Drum (Large), Field Drum, S.Cym.) (optional)***
- Percussion 5 (Chime, Glock.) (optional)***
※
**最低限どちらか1名必要
***管楽器パートが持ち替えるため、独立した奏者を置く必要はない